『慈悲道場懺法伝』の序文にある記載によると、梁皇懺法は南朝時代に梁武帝が始めた「慈悲道場懺法」で、かつては「梁皇宝懺」や「梁皇懺」と呼ばれていました。中国では1000年以上の歴史がある最古の懺悔法で、「懺悔の王」とも呼ばれ古くから宝典として民間の人々から崇められてきました。膝をついて「梁皇宝懺」を唱えて礼拝している間に罪は洗われ災厄は解消し、福と知恵が増して心身に平安がもたらされます。また、現世の親族や既に亡くなった者に向けて行うことで業障を取り除いて福と知恵を増し、心身を清めて平安をもたらすとされています。