♦生誕日:8月3日(旧暦)♦
灶神は俗称「灶君」、またの名を「司命真君」、「灶君公」、「護宅天尊」、「灶君爺」、「灶王」と言い、一家の禍福を司る神です。正式名称は「東廚司命九霊元王定福神君」で、中国の商の時代に台湾へと伝わりました。神話的な諸神や宗五祀の他に、五つの儀式である五祀(戸一、灶二、中霤三、門四、行五)というものがあり、灶神は生活神の中の一人となっています。このことから、灶神を祀る習慣には長い歴史があることが分かります。旧歴の12月の24日は、灶神が人間界を離れて天に昇ってその家の過去一年間の行ないを玉皇大帝に報告する日となっています。そのため、この日台湾の家庭では人々はよい報告をしてもらうために「送灶神」という儀式を行います。