1階-西館

竜女

竜女

DETAIL

♦生誕日:観音仏祖と同日♦

竜女は元々竜宮にいる沙伽羅龍王の娘で、宮では善財童子と共に観世音菩薩に仕えています。『妙法蓮華経』巻五の最初の品名である、≪提婆達多品≫に記された物語によると、文殊師利菩薩は自ら法華経を説いて教化してきた8歳の竜女が不退転の境地を得ており、速やかに成仏できると説いたが、智積菩薩は歴劫修行の果てに釈尊は仏になったと述べ、信じようとしませんでした。そこへ竜女が登場し、自分が成仏することはただ仏だけが証明し知られるだろうという偈を述べました。しかし、今度は舎利弗が女身はけがれていて法の器はなく、また五つの障りがあるとして、信じようとしませんでした。そこで、竜女は聴衆の前でたちまちに男子に変身して成仏し、妙法を説く姿を示してみせました。これを目の当たりにした智積菩薩や舎利弗、すべての聴衆はついに竜女の成仏を信受するに至ったと言います。仏教の慈悲深さを表すため、竜女は再び女児の身となり、善財と共に観世音菩薩の仕者となりました。竜女はまたの名を「金童玉女」と言います。