2階-正殿

西王金母

西王金母

DETAIL

♦生誕日:7月18日 (旧暦)♦

西王金母は、道教の最高神とされる元始天王が至妙の気によって化生した神です。司る仙界は、西王金母と対応する東華大帝との間で西方と東海に分けられ、西方を治めました。また、西王金母は全ての女仙を支配する最上位の女神であり、「金母」とも称されます。元始天王は、至真の気によって東華大帝を化生し、至妙の気によって西王金母を化生したとされ、つまり東華帝君と西王金母はいずれも太元の性質を持ち、混沌から分離した純粋な気から成り、東華帝君と陰陽の気を分かち、両性具有から男性的な要素が対となる男神の東華帝君と分離し、ともに万物を生み育みました。

神としての資格とされる神格は、道教の最高神格とされている「三清」に次ぐもので、極めて高い神格にあります。俗に「王母娘娘」や「瑤池金母」と称され、「無極瑤池大聖西王金母元君」というを持ちます。その姿は厳粛かつ優雅で豪華であり、体のラインは柔らかで、西方の天界を統べる母なる女王として東華帝君が三界十方の男性の修行者(天に昇って仙人になる男性)を統率したのに対し、西王金母は三界十方の女性の修行者(天に昇って仙人になる女性)を統率しました。